著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

公開日: 更新日:

 自販機飲料“不動の4番打者”と言われ、いまなおトップシェアを誇るコカ・コーラが苦境に喘いでいる。

 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(BJH)は1日、2025年12月期の連結最終損益が485億円の赤字に転落する見通しだと発表した。従来予想は前期比50%増の110億円の黒字だった。

「台数を減らすなど効率化を進めている自販機事業で881億円の巨額な減損損失を余儀なくされたためです」(大手証券幹部)という。

 全国に約65万台もの自販機を展開するコカ・コーラBJHだが、ご自慢の自販機事業はお荷物となりつつあるのか?

 コカ・コーラBJHが赤字に転落するのは今回が初めてではない。19年12月期にも619億円減損処理を行い、最終損益が567億円の赤字に転落した。最終赤字の主因は、17年4月の経営統合に伴って発生したのれん代約619億円を全額減損したためだ。

 コカ・コーラBJHは、アメリカのコカ・コーラ社の100%子会社である日本コカ・コーラから原液を仕入れ、完成品を製造して販売している。国内コカ・コーラ販売量の実に9割近くを扱っている。

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