エーデルワイン 藤舘昌弘社長<1>岩手を代表するワイナリー
近年、日本ワインの世界的な評価が高まっている。各地のワイナリーが品質と個性を競うようになり、おいしいワインが次々に登場しているのだ。
エーデルワインは、最近注目されつつある岩手ワインを代表するワイナリーである。海外から輸入された食材を使用しても、国内で製造されれば“国産ワイン”と呼ばれるが、岩手産ブドウを100%使用したエーデルワインはもちろん、“日本ワイン”に区分される。
寒暖差の厳しい気候と、先カンブリア紀までさかのぼるといわれる古い地層を持つ風土が、ミネラル分を多く含む芳醇で個性豊かなワインを造り出す。その味わいは高く評価され、「五月長根葡萄園」をはじめとする各銘柄が国内外で数々の賞を受賞している。
「『良いワインは良いブドウから』と、よく言われますが、私はさらに良い人々に愛されて良いワインになると思っています」と、藤舘は語る。