トランプ政権もう不協和音?イーロン・マスク氏「ソフトバンクはカネがない」と78兆円AI投資に疑義の本音

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 早くも亀裂か。20日に行われたトランプ大統領の就任式からわずか2日後、“最側近”のイーロン・マスク氏がトランプ大統領肝いりのAIインフラ整備事業に疑義を呈して物議を醸している。

〈彼らはカネを持っていない〉──。マスク氏は22日、自身のXに投稿。やり玉に挙げたのは、トランプ大統領が21日に発表して「史上最大」と胸を張ったAIインフラ整備への投資計画だ。「ソフトバンクグループ(SBG)」や米「オープンAI」が新会社「スターゲート」を設立し、AI開発向けのデータセンターに今後4年間で最大5000億ドル(約78兆円)を投じるという超巨大プロジェクトである。

 この計画に、マスク氏はX上で〈SBGが確保した資金は100億ドルを大きく下回る。確かな筋から聞いた話だ〉と反応。オープンAIのサム・アルトマンCEOから〈間違っている〉と反論されると、今度は〈サムは詐欺師〉とコキ下ろした。

 もともとマスク氏はオープンAIの共同創業者だったが、経営方針をめぐる対立により離脱。非営利として立ち上げたはずのオープンAIが営利化しているとして、同社に対し「契約違反」で損害賠償などを求めている。

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