アンゴラの“反乱”はガソリン高騰に苦しむドライバーに朗報か? OPEC脱退で原油価格が弱含み

公開日: 更新日:

 アフリカの産油国アンゴラのアゼベド石油相が21日、「OPECにとどまっても何も得られない」として、OPEC(石油輸出国機構)からの脱退を表明した。サウジアラビアなどOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国でつくるOPECプラスは11月、原油価格の維持を狙って、追加で原油の協調減産することを目指したが、アンゴラを含むアフリカの一部の加盟国がこれに反発し、見送られたと伝えられた。

「アンゴラの1日あたりの原油生産量はおよそ110万バレルでOPEC内でのシェアは大きくありません。そのため生産量全体への影響は限定的とみられていますが、これからアンゴラの動きに追随するOPEC加盟国が出てくる可能性もあります。2019年にはカタールがサウジアラビアに反旗を翻す形でOPECを脱退しています」(経済ジャーナリスト)

 今回のアンゴラのOPEC脱退を受けて原油先物相場は約2%下落した。もっとも、日本のドライバーの関心は、これによってガソリン価格の高騰が和らぐかどうかだろう。1リットル180円台が続く月もあった全国のレギュラーガソリンの店頭価格は現在175円台で推移している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気