止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない
建設業界は、高齢化が進んでいることも大きいという。飲食業界は、コスト高を価格転嫁できない企業は人件費を捻出できず、よい人材を確保できなくなっているという。
「どの企業も若手が欲しいが、若い人ほど辞めてしまう。いまどき、残業をしているのは40代、50代の管理職ですよ。サービス業では、退職→負荷増加→退職という悪循環に陥りがちです」(人材コンサルタント)
経済ジャーナリストの松崎隆司氏はこう言う。
「日本は急速に人口が減っているうえ、外国人労働者の受け入れも進まない。人手不足の解消は難しいでしょう。企業も労働者不足を前提にするしかない。たとえば、5人でやっていた業務を4人で回せるように、業務を徹底的に合理化して不要な業務を減らすことです。もうひとつは、同業他社との連携です」
低成長・低賃金・低金利がつづいた、いわゆる「失われた30年間」、日本企業は労働者を安い給料で酷使してきた。ハケン社員が急増したこともあって、「ワンオペ」や「ブラック企業」もまかり通ってきた。
しかし、もはや労働環境をよくしても人が集まらなくなっている。
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