阪神・佐藤輝明のメジャー争奪戦で“大穴球団”が虎視眈々! とっておきの「切り札」で大まくりへ
勢いが止まらない。
阪神の佐藤輝明(27)が3日のヤクルト戦で2打席連続本塁打。33号を右翼席に運ぶと、34号はライナーで左翼席に突き刺し、通算500打点もマークした。6年目での500打点到達は生え抜きでは球団史上最速という。
ここまで打率.324、34本塁打、91打点はいずれもリーグトップ。2022年のヤクルト・村上宗隆(現ホワイトソックス)以来の三冠王に突き進む大砲は、早ければ今オフにもポスティングでメジャー挑戦するといわれている。
ドジャース、ヤンキース、パドレスなど多くの球団が獲得に関心を寄せる中、かねて佐藤に密着し続けているのが、ナ・リーグ東地区の強豪で、フィラデルフィアに本拠地を置くメジャー有数の金満球団、フィリーズである。今年5月15日、甲子園での広島戦では、マッティングリーGMを筆頭に球団幹部を含む5人態勢で視察。試合開始4時間前から練習、守備などに熱視線を送った。日本のメディアにも獲得への意欲を示したほどだ。米特派員のひとりが言う。
「ドジャース、ヤンキースなど人気球団を追う形のフィリーズは、三塁手のボームが今季終了後にFAとなる。過去にもトレードを検討しており、三塁手は明確な補強ポイント。しかも、本拠地のシチズンズ・バンク・パークは米情報サイトの『スタットキャスト』の2026年左打者本塁打パークファクターが30球団トップの130と、平均の100を大きく上回る本塁打が出やすい球場。佐藤にとって非常に相性がいい球場といえます」
フィリーズは25年1月に同じく阪神の青柳晃洋とマイナー契約を結んだが、07~08年の井口資仁、08年の田口壮以来、メジャー契約を結んだ日本人選手はいない。が、23年オフの山本由伸争奪戦でドジャースに後塵を拝したのを機に、日本人選手がフィラデルフィアで生活するうえでの食事面、医療面も含めたサポート体制を整備したという。
「とっておきの切り札もあります」と、前出の特派員がこう続ける。
「ハーパーです。通算390本塁打を誇る左の強打者で、佐藤が近大時代から目標に掲げ、プロ入り後も打撃フォームを研究し続ける憧れの存在。ハーパーはかねて、『大物FA選手にフィラデルフィアの良さを伝えることができる』『選手をリクルートできる』と公言。22年オフにはドジャースをFAとなったターナーを熱心に勧誘。パドレスとの争奪戦を制し、11年契約を結ぶ一助となった。ハーパー自身、フィリーズと18年オフに13年総額約370億円でサイン。ノートレード条項が含まれる事実上の生涯契約を結ぶなど“愛社精神”にあふれている。フィリーズが正式に佐藤の獲得に乗り出せば、強力な武器になるはずです」
他球団にはない独自の交渉材料で虎の三冠王を射止めるつもりだ。


















