人件費や資材は値上がりするばかり…酷暑の建設現場で夏季休工が広がる
過去になく猛暑が厳しさを増す。国や都道府県発注の建設工事では酷暑の現場作業を休む「夏季休工」が広がっている。
工事現場を見ると多くの作業員は空調服を着用。1回充電すれば、ほぼ丸1日使えるという。
型枠や塗装などの業者でつくる建設産業専門団体連合会は、5月に全国知事会、全国市町村長会などに対し、猛暑下での建設現場の安全確保に向けた「休工導入」を提言した。
建設工事の人件費は値上がりしているが、建設資材はどうだろう。日銀が8月13日に発表した7月の国内企業物価指数(速報値)は前年同月比7.2%上昇した。原油高、円安による輸入物価や化学製品の上昇も一因で、建設資材も値上がりしている。
視点を変えると、地球温暖化などで山火事や台風も増え、さらに地震などの自然災害により工事が中断され工期が延びている。そこに「休工」「復興」が加われば、人件費や事務所、資材置き場などの維持管理費、重機など作業車両のリース代などに波及し、工費は増える。
東京商工リサーチによる7月の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年同月比6.9%増の1028件で、7月としては2013年以来の高水準。建設業は同9.8%増で、12年9カ月ぶりに200件台へ増加した。


















