緊縮拒否でユーロ離脱か 「ギリシャ危機」世界市場大パニック

公開日:  更新日:

 ギリシャの命運を左右する投票結果は「OXI(オヒ=反対)」だった。現地時間5日に行われた国民投票は即日開票され、EUなどが金融支援の条件として受け入れを求めた財政緊縮策への反対は61%と賛成の39%を大差で上回った。支援再開に向けた交渉の難航は確実で、ギリシャ国内の資金が枯渇すると、独自通貨の発行が必要となり、ユーロ圏からの離脱が一気に現実味を増す。週明けの世界の金融市場は、ギリシャ・ショックによる大混乱が必至だ。

 ギリシャのチプラス首相は5日夜のテレビ演説で「民主主義が勝利した。ギリシャは歴史的なページを開いた」と、反対派の勝利を宣言。「欧州との亀裂ではなく、債務交渉を力強く進める力を与えてくれる」と語り、民意を後ろ盾にEU側と支援を巡る協議を再開したい考えを示した。

 チプラス首相はユーロ圏離脱をチラつかせる“瀬戸際外交”で、EUが求める緊縮策の見直しや、さらなる金融支援を迫ってきた。しかし、EUの債権国は猛反発。日本でもギリシャ国民は怠け者で、借金を平気で踏み倒すというイメージがはびこっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  2. 2

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  3. 3

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  4. 4

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

  5. 5

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  6. 6

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

  7. 7

    「外交の安倍」どころか疫病神 日露、日韓、日米の無残

  8. 8

    経団連会長が転換 「原発どんどん再稼働」に飛び交う憶測

  9. 9

    次女コウキのデビュー遠因か…父・木村拓哉が漏らした本音

  10. 10

    小規模・家族経営を潰す安倍政権の時代錯誤な“新自由主義”

もっと見る