著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

<第6回>ベンチャー企業の息の根を止めた市場の番人の罪

公開日: 更新日:

再び東芝で院政を敷くのか

日本郵政の西室社長(C)日刊ゲンダイ

 西室泰三は人脈がすべての人間である。日米経済協議会会長を務めるなど、つながりは国際的だ。しかし、経営者としての評価は決して高くない。2005年6月、西室は東芝会長を退任して相談役に退くと同時に、東京証券取引所の会長に転身した。会長職は初めから財界人枠として用意されていた。絶対本… 

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