森功
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森功ノンフィクション作家

1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、03年からノンフィクション作家として活動を開始。「ヤメ検 司法エリートが私欲に転ぶとき」「同和と銀行」「腐った翼 JAL消滅への60年」など著書多数。最新刊は「現代日本9の暗闇」(廣済堂新書)。

<第1回>「抗争状態」という認定は当局のPRではないのか

公開日:  更新日:

 昨年8月27日の唐突な分裂から半年余り、ついに警察庁が「山口組」と「神戸山口組」の衝突を抗争状態と認定した。おかげで、マスメディアも大きな扱いで取り上げるようになっている。

 日本最大の暴力団組織で、いったい何が起きているのか。当連載は今週から2つの山口組の衝突を通じ、長年、政治や行政、財界と密接に絡み合って動いてきた裏社会の構造変化を読み解いていく。

 そもそも対立する暴力団の抗争とは、何を指すのか。30年以上暴力団を担当してきたあるベテラン捜査員に聞くと、こうだ。

「抗争という言葉は警察用語であり、組関係者は使いません。警察で使われだしたのも、比較的最近で、それまでは戦争とかそういう言い方をしていました。抗争という表現そのものは、1980年代に勃発した山一抗争から定着した感がありますね。91年の暴対法の施行によって、それが定義づけられた」

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