いまや殺人事件の5割超 「親族殺し」なぜ増加している?

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 最近、親殺しや祖父母殺しの事件が多い。それもそのはずで、「被害者と加害者が親族間」にある事件は年々増加している。最新の警察庁の調査(2013年)では、殺人事件の53.5%が親族と半数を超えた。山口組の抗争ばかりが怖いわけではないのである。

■知らない人に殺されるよりリスク高い

 親族間の殺人の中でも、子どもが実父母を殺害するケースが断トツで、「被疑者と被害者との関係別 検挙件数」(内閣府、13年)を見ると、殺人858件中、実父母が被害者だったのは139件もある。面識なしは88件だから、知らない人に殺されるより、我が子に殺されるリスクの方が高いことが分かる。

 これは何も特殊な家庭で起きているわけではない。例えば今年3月、静岡県の33歳の男が、会社員の父(65)、母親(59)の2人を包丁で刺し、父親が死亡した。また、先日も兵庫県芦屋市で15歳の男子高校生が、母親(52)を刃物で刺して殺している。両親と3人暮らしで当時、母親と勉強のことで口論になったという。つまり事件は一般家庭で起きているのだ。わが家でも……とは思いたくないが、事件に至る背景に何があるのか。刑事事件に詳しい弁護士の山口宏氏が言う。

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