プロ野球の違法オンラインカジノ「汚染選手」はもっと隠れている!書類送検のオコエ瑠偉、増田大輝はまだマシ

公開日: 更新日:

 オンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁は賭博容疑で、巨人オコエ瑠偉(27)と増田大輝(31)を書類送検した。自主的な申告があったことから、起訴を求める意見は付けなかった。

 巨人は8日、2選手の書類送検に関して「2名は本年2月20日、当球団がオンラインカジノの利用者は自主的に申告するよう球団の所属する全員に呼びかけた直後に名乗り出て、自ら自首したいと申し出た上で、スマートフォンの履歴や銀行口座の利用記録の提供にもすすんで応じました」などとコメントを発表した。

 プロ野球界のオンラインカジノ問題を巡っては、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)が3月、「利用判明者は8球団で計16人に上り、各球団が制裁金を科す」と発表したが、選手の名前は伏せられていた。さる放送関係者がこう言った。

「NPBがひた隠しにしていた選手の名前が予期せぬタイミングで出てしまったが、巨人の声明にあるように、オコエと増田大は“自首”しているだけまだマシ。捜査関係者も『球界全体で16人のはずはない』と踏んでいます。今後の捜査で、もし申告した16人以外の選手によるオンカジ賭博が明らかになった場合、より悪質と見なされ、起訴される可能性も出てきます」

 利用者の中で、唯一世間に名前がさらされていたオリックスの山岡は、球団に科せられた謹慎を経て、6日に一軍復帰登板を果たしたばかり。あの時、自己申告しておけばーーと後悔する選手が今後ゾロゾロ出てくるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手