新幹事長の名も 自転車転倒の自民・谷垣氏に“再起不能”説
趣味のサイクリングで負傷した自民党の谷垣禎一幹事長(71)に、“再起不能”説が浮上した。
谷垣氏は16日、自転車で都内を走行中に転倒。そのまま都内の病院に入院した。党側は当初、「大きなケガはない。大事を取って入院した」と説明していたが、19日の党総務会を欠席。転院したことも分かった。
「最初に入院した病院は都内でも有数の総合病院で、優秀な医師がそろっている。よほどのことがない限り、転院の必要はないはず。新たな入院先は最新のリハビリ設備が整った病院で、永田町では『脊椎を痛めたようだ。最初に運ばれた病院では手が付けられず、専門の病院に移った。かなり重傷らしい』『再起不能では』とのウワサが一気に広まっています」(与党担当記者)
党総務会では、細田博之幹事長代行が「党務に支障がないよう、よろしくお願いしたい」とあいさつしたものの、谷垣氏のケガの程度や党務復帰に関する説明はなし。このままでは8月上旬にも行われる内閣改造・党役員人事で影響が出るのは必至で、党内では早くも新たな幹事長として、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、岸田文雄外相、二階俊博総務会長らの名が取り沙汰され始めている。
一方、萩生田光一官房副長官は20日の会見で、谷垣氏のケガの状況について「党がしかるべき時期に公表する。(党役員人事についても)直接の影響はないと思う」と話した。