自民がすがった“進次郎効果”は幻想だった…東京都議選「応援」選挙区は3勝7敗と負け越しの衝撃
“客寄せパンダ”の効果も限定的ということか。
22日投開票の東京都議選で大敗を喫した自民党。選挙戦では劣勢を覆すため、目下、「コメ担当大臣」として連日テレビに登場する小泉進次郎農相を投入したが、結局、効果はほとんどなかった。
選挙期間中、進次郎氏は9選挙区で10人の候補者の個人演説会に駆け付け、マイクを握った。1人区を含め、情勢が厳しい選挙区を回ったが、結果は「3勝7敗」と負け越し。散々の結果だった。加えて、自民党全体の得票の底上げもかなわずじまいである。
「進次郎さんの演説会場には大勢の聴衆が集まり、『シンジロウさーん』と黄色い声援が上がるのは確か。ただ、よろこんで演説を聞いている彼らが全員、自民候補に票を投じるかというと、そうでもない、ということです。都議選の結果でそれがよく分かった。とにかく、今は裏金、物価高で自民党に対する逆風が凄いですから、進次郎さんが応援に来ても得票にはつながりづらいのが実態です」(自民党関係者)