給付か減税かとかまびすしいが…問われているのは石破自民党の政治姿勢なのだ

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矜持はみじんも感じられない石破首相(C)日刊ゲンダイ

 参院選が近づき、大メディアはさまざまな争点を“つくっている”が、今度の選挙はそれ以前。裏金議員に金を渡し、都議会でもステルス選挙、参院選でも平然と公認し、JOC会長の箔付けも。備蓄米は物価高からの目くらまし。要するに国民愚弄政治に対する審判なのだ。

  ◇  ◇  ◇

 通常国会の閉会から初の週末を迎えた。来週7月3日公示が決まった参院選(20日投開票)を目前に控え、いよいよ各党の候補予定者は活動を本格化。大メディアもさまざまな「争点」を提示し、多くの国民が望む物価高対策について、自公与党が打ち出す2万円給付か、野党が掲げる消費税減税かとかまびすしい。

 石破自民党も備蓄米の放出によるコメ価格の引き下げや、日米関税交渉に全力を挙げるポーズを取っているが、しょせん物価高からの目くらましだ。今度の選挙はそれ以前の問題ではないか。

 ズバリ、問われているのは… 

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