タビオ越智直正会長<1> 就寝前に貪り読んだ「孫子の兵法」

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 今や3足1000円どころか、100円ショップでも手に入る。中国など外国製が主流で、品質よりも安いことがよしとされる日本の靴下市場。その中で国産の靴下にこだわり成長を続けているのが「タビオ」だ。創業者・越智直正氏が靴下の世界に入ったのは15歳の時。しかし、それまでは靴下とは無縁な愛媛の農家の倅だった。

「僕は11人兄弟の末っ子。数が多すぎてほったらかしにされて育ちました。勉強しろとも言われないから勉強もしない。学校では自分は優秀な生徒だと思っていました。なんせ、先生が『おまえは授業を受けんでええ』と言うんですから」

 そうやっていつも教室の後ろに立たされていたと越智氏は笑う。その越智少年に転機が訪れたのが中学1年の時。いたずらをした越智少年に「中学を卒業したら丁稚に出す」と叱った父親が、その晩に脳出血で倒れて他界。その言葉が遺言になったかのように卒業後の丁稚奉公が決まったのだ。

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