高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

重しとなる景気は停滞 整いつつある「第3次大戦」の条件

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 北朝鮮が9日に通算5度目の核実験を強行した。その衝撃も冷めやらないうちに、もう新たな核実験に向けた準備を終えたとの報道もあるから、驚いてしまう。今年中に再び核実験を実施すれば、1年間で3度目というハイペースだ。日本の排他的経済水域にも次々と弾道ミサイルが撃ち込まれている。

 急ピッチで進む北朝鮮の軍事開発状況を考慮すると、核搭載型ミサイルの実戦配備は時間の問題のようだ。厳しい生活状況下に置かれた国民を統治するうえでも、新兵器開発は一種のプロパガンダだ。困窮する暮らしを辛抱させるための国威発揚策である。

 アジア・太平洋地域を見渡すと、危ういのは北朝鮮だけではない。中国は相変わらず南シナ海の権益拡張に余念がない。その権益を巡って中国と対峙するフィリピンの新大統領も、かなり危なっかしい過激な人物だ。

 この地域における軍事プレゼンスの強化に努めてきた米国では、次期大統領選挙がいよいよ終盤だ。ここにきて、ヒラリー候補に健康不安というマイナス材料が浮上。好戦家のトランプ候補が、まさかの勝利を収めれば、全世界の上空には一気に戦禍の暗雲が垂れ込めかねない。

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