高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

意味のないドタバタの繰り返しだった安倍政権の2016年

公開日:

 年の瀬に当たって、今年1年間に書きつづってきた約50回の本欄を見返してみると、安倍政治がほとんど意味のないドタバタの繰り返しで、結局、国民の幸せにつながるような目覚ましい成果を何ひとつ挙げていないことが改めて浮き彫りになって、暗然たる気分に陥る。

 今年最初の話題といえば、甘利明TPP担当相(当時)の収賄疑惑で、考えてみればこれがTPPのケチのつき始めだった。安倍晋三首相は甘利を守ることに精力を費やして、そのためTPP審議は滞り、米大統領予備選の動向からしても、それが「すでに風前の灯」(2月25日付本欄)であることは明らかだった。トランプ当選でまさにその通りになって、安倍は慌てて11月にトランプ詣でをしたものの、あっさり無視されて大恥をかいた(11月17日付)。TPPをアベノミクスの「成長戦略」の柱だと言ってきた安倍は、いよいよ行き詰まって、カジノ法案に飛び移り、これがTPPに代わる「成長戦略」の柱だと強弁する体たらくに陥った(12月8日付)。

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