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黒田総裁“失策”続き 日銀の漂流でデフレ脱却に処方箋なし

 この国の中央銀行は、やすやすとレッドラインを越えてしまった。

 日銀の黒田総裁が「2年で2%」の物価上昇目標を掲げ、異次元の金融緩和に踏み切ってから、丸4年が過ぎた。この間、物価目標の達成時期はズルズルと後退、足元の物価上昇率はゼロ%近辺に低迷している。デフレ脱却とは程遠い状況だ。どう見ても、異次元緩和は失策だった。

 そんな中、政府は4月18日、日銀の金融政策決定会合で投票権を持つ審議委員のうち、7月に任期が切れる2人の後任として、新たにリフレ派2人を充てる人事案を国会に提示。与党の賛成多数でスンナリ承認される見込みだ。これで、昨年1月の政策決定会合で、マイナス金利導入に反対した4人は全員、退任する。6人の審議委員は、すべて黒田総裁の就任後の人選ということになる。

「審議委員をイエスマンで固めれば、黒田日銀の方針を追認するだけになります。間違いを認めて、引き返すことができなくなる。アベノミクスも異次元緩和も、4年間やってマイナス成長なのだから大失敗なのに、このまま間違った政策が継続されてしまう。黒田総裁のメンツを守るためだけに、無意味な緩和策を続ければ、実質賃金はますます下がり、マイナス金利で預金も目減りする一方です。デフレ脱却どころか、国民の富が収奪されて大企業に付け替えられ、国富が国外に流出するだけです」(経済アナリスト・菊池英博氏)

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