物価見通しは下方修正 日銀・黒田総裁のチグハグ景気判断

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 日銀・黒田東彦総裁の迷走は深まるばかりだ――。市場が不安を募らせている。

 27日、日銀は金融政策決定会合を開き、金融緩和策の維持を決定した。3カ月に1度公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、景気判断について、前回の「緩やかな回復基調を続けている」から、「緩やかな拡大に転じつつある」と上方修正した。「拡大」が盛り込まれたのは実に9年ぶりで、2017年度の経済成長率を1.5%から1.6%に引き上げた。

「拡大といわれてもピンときませんが、日銀はそう判断したのでしょう。ただ、一方で物価見通しを下方修正しています。予想通りに物価が上昇しなければ、経済成長は難しいと思いますが、そんなことはおかまいなし。チグハグ過ぎます」(株式アナリストの黒岩泰氏)

 黒田総裁がこだわり続ける「物価上昇率2%(コアCPI=生鮮食品除く)」は、さらにチンプンカンプンになってきた。27日の会見で、黒田総裁は「(2%の物価目標に向け)勢いは維持されている」と強調し、達成時期を「18年度ごろ」と据え置いた。

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