アベノミクス逆回転 トランプ隷従で円安・株高は永遠に夢

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 円安・輸出増で好景気を演出するアベノミクスの逆回転が始まった。

 大統領就任以降、「日本は通貨切り下げで利益を得ている」「日本は何年もの間、通貨安誘導に頼ってきた」と円安をヤリ玉に挙げてきたトランプ米大統領が、ここにきて「ドルは高過ぎる」と発言。その狙い通りに、就任当初の1ドル=115円台前半から一時は108円台前半まで7円ほど円高が進んだ。

 すでにマツダの決算は悪化。2017年3月期は為替差損で売上高が前期比5.6%減となり、5期ぶりに売上高も営業利益もダウンした。

 4月に公表された日銀短観によると、大企業製造業の想定為替レートは108円43銭。このレッドラインを越える円高は日本企業の業績に大打撃で、トヨタ自動車は1円の円高で約400億円の営業利益が吹っ飛ぶといわれる。足元は1ドル=111円台で動いているが、気は抜けない。この先、トランプがさらにドル安・円高を推し進めてくるのは間違いないからだ。

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