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世界で30万件…大規模サイバー攻撃にチラつく北朝鮮の影

 世界中で猛威を振るうサイバー攻撃。英国の病院やドイツの鉄道会社などが被害に遭い、日本でも日立製作所やJR東日本、茨城県の総合病院などが攻撃を受けた。被害は150カ国、30万件に広がっている。グローバルの度合いと規模の大きさ、同時多発性がハンパじゃない。一体、誰が何の目的でやっているのか。

 ITジャーナリストの三上洋氏は、「金儲け目的の犯罪組織」とみる。手口は、「ワナクライ」という新種のウイルスをPCやサーバーに感染させるもの。ウイルスに感染するとPCが動かなくなり、元に戻す見返りとして日本円で3万~6万円相当のビットコインを要求される。こういったウイルスを一般的に「ランサム(身代金)ウエア」という。今回はウイルスが「自己増殖機能」を持っていたため、一気に拡散したとされる。

「ランサムウエアを使ったサイバー攻撃は、ここ2、3年は比較的、ロシア系の犯罪組織の犯行が多かった。今回もロシア系の仕業との指摘がありますが、一概にそうとも言えません。私は、安全な環境下で、ワナクライの動作テストを見ましたが、ロシア系とおぼしき手口の特徴は見られませんでした。情報が錯綜しており、誰が手を下したのか、なかなか見えてきません」(三上洋氏)

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