適用第1号の恐れも 日大アメフト部員にも「共謀罪」の恐怖

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 日大アメフト部の悪質タックル問題について、警視庁が捜査に着手した。試合中の行為だけに、刑法35条の定めで違法性を免れる「正当行為」にあたる“スポーツ傷害”の適用の可否。指示した疑いが濃厚な内田正人前監督と井上奨前コーチは、傷害の共謀共同正犯や教唆犯に問えるのかが、今後の焦点だ。

 立件のハードルが非常に高い案件だけに、捜査は慎重に進められるだろうが、警視庁の判断はともかく、怖いのは「共謀罪」適用の可能性がゼロとは言い切れないことだ。

 277もある共謀罪の対象犯罪の中には、今回の捜査容疑である「傷害罪」も含まれる。問題となるのは、内田正人前監督の指示だ。

 内田前監督の「除名」処分を決めた関東学生アメフト連盟は、問題の試合前日と前々日に反則した選手以外の選手も集めた作戦会議で、内田前監督が「QBを潰してこい」と指示したと認定。その証拠に、日大が試合中に円陣を組んだ際、守備のリーダー格が悪質タックルについて、「監督の言う通りにやったんや!」と檄を飛ばしたのを、観客席にいた複数の人が聞いていた。

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