小林節
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小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

“一代一元号”の原則 事前公表は公益にかない不都合もない

公開日:

 現天皇の退位と新天皇の即位に伴い、元号法に基づき、来年の5月1日から新しい元号に切り替わる。

 その際に、さまざまなシステムの変更が必要なことと、カレンダー等の印刷に必要なために、前もって新元号を公表してほしいという要請は根強い。そのような理由はもっともである。

 それに対して、元号は「一代一元号」の原則を前提に、来年の5月1日に新元号が発表されて使用されるべきだと主張する声も大きい。その説明では、事前に発表されると、平成の天皇が次の元号を定めた政令を公布することになる以上、新元号は「先代が公布した元号」になって「一代一元号」の原則に反する。さらに、元号法上は内閣が定める政令で元号を定めることになっている以上、新天皇の元号ではなく現内閣の元号になってしまう……などと論難されている。

 しかし、そのいずれも本質的な議論ではない。

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