吉富有治
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吉富有治ジャーナリスト

1957年、愛媛県生まれ。大阪在住。金融専門誌、写真週刊誌「FRIDAY」の記者などを経てフリー。地方自治を中心に取材し、テレビのコメンテーターや雑誌などに寄稿。著書に「大阪破産からの再生」など。

維新は「賞味期限切れ」学会幹部容認“全面衝突”の皮算用

公開日: 更新日:

 松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が8日、辞職。入れ替わりダブル選への立候補を表明した。いわゆる「大阪都構想」の是非について、松井氏は「民意を聞きたい」と言うが、すでに民意は一度示されている。2015年5月実施の住民投票では、反対が賛成を僅差で上回り、都構想は頓挫したかに見えた。

 だが、その半年後の11月末の大阪・府知事選、市長選のダブル選挙で状況は一変。松井、吉村両氏の圧勝によって死んだはずの都構想はゾンビのように蘇り、2度目の住民投票は既定路線になった。もっとも、大阪維新の会と公明党がケンカ別れしたことで、それも水の泡である。

 一方、4年前の住民投票の前後では逆の出来事が起こっていた。このとき公明は維新の軍門に下ったのだ。

 14年10月末の大阪府議会と大阪市議会。都構想の“設計図”を自民党、公明、共産党が両議会で蹴り飛ばし、その瞬間に住民投票は露と消えた。だが、諦めきれないのが橋下徹市長(当時)と松井氏。菅官房長官に泣きつき、公明大阪府本部に支持母体である創価学会から圧力をかけさせたと当時の新聞各紙は報じた。事実、この直後に公明は態度を豹変させ、住民投票賛成へと転じたのだ。

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