著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

右翼は戦争を美化 キャバレーでは「軍艦マーチ」が流れた

公開日: 更新日:
山本薩夫監督の「荷車の歌」のセット風景(左から山本薩夫監督、三国連太郎、1人おいて望月優子、1958年撮影)/(C)共同通信社

 新しい時代の到来――。昭和27年4月28日以後の日本の風景はまず反米闘争が表面化した。すでに紹介したように、3日後の5月1日の「血のメーデー」などがその例である。アメリカ軍の基地が、ほとんどアメリカ側の言いなりで築かれていく様子が明らかになるにつれ、基地反対闘争が活発化していっ… 

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