宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

「独裁者に死を!」イランに吹き荒れる若者のデモの実態

公開日: 更新日:

 政府に対する不満は、イランを訪問すると、耳にすることがある。たとえば、タクシーの車内で運転手が、あるいは日本を訪問しているイラン人とたまたま会った時など、われわれの政府はよくないという声に接する。公に政府批判ができないところにもイランで人権侵害が行われていることを推測させているが、不満の多くは、女性たちがヒジャーブ(スカーフ)やチャードル(ベール)の着用を義務づけられているとか、政治に対する批判ができない、さらに政府の高官が腐敗しているといった類いのものだ。また、核エネルギー開発を進めて欧米諸国との不要な対立や経済制裁を招いたという声もあり、欧米との対立を招くのだったら、核エネルギーなど要らないという考えも一部では強くある。ウクライナ航空機撃墜の後の反政府デモに女性たちが多く参加していることは、女性に対する画一的な服装規定が影響しているのだろう。


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