保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

石油の全面禁輸はない…日本の軍事指導者は甘く考えていた

公開日: 更新日:
1941年7月、日本軍は南部仏印に上陸した。写真はサイゴンまで進駐した日本軍の部隊(C)共同通信社

 日本はドイツがソ連に侵攻してほぼ1カ月後に南部仏印に進駐した。ドイツの力を借りて東南アジアでのフランスの政治権力を出し抜き、南方への資源確保を目指す動きなのは明らかであった。もっとも、日本側はナチス政権に協力しているフランス本国のビシー政権と交渉を行い、平和裏に進駐すると決めて…

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