修繕積立金の怪(3)来たるべき大規模修繕に向けて──初歩的な手ほどきから始める入門書「マンションの大規模修繕でダマされない方法新装版」建山晃著

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 マンションの老朽化などで必要な修繕積立金。いまそれが狙われている!

  ◇  ◇  ◇

「マンションの大規模修繕でダマされない方法新装版」建山晃著

 1級建築士で1級施工管理技士の資格を持つ監理技術者の著者。建築現場の施工管理や現場監督で46年のキャリアを持つという大ベテランが大規模修繕のイロハと裏側を教える。最近の事情を含めて情報をアップデートした新装版だ。

 来たるべき大規模修繕に向けて知っておくべきこと、やっておくべき準備のノウハウはもちろんだが、気になるのはマンションの管理組合を狙う詐欺師たちの実態。「修繕積立金や管理費といった巨額なお金を目当てにした詐欺師、ペテン師がウヨウヨしているのが、マンション管理の世界」という。

 修繕積立金の残高はマンションの価値を決める主因。しかし管理会社やコンサルが理事長を懐柔してコントロールすると、シロウトだらけの住民組合はたやすくだまされる。それでも総戸数や総面積から火災・地震保険、年間収支などを記載したA41枚の簡単なデータシートを作成しただけでも住民の意識は大きく変わるという。

 初歩的な手ほどきから始める入門書。

(彩図社 1980円)

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