特別寄稿 平野貞夫氏「コロナが解体する限界の資本主義」

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平野貞夫氏(元参院議員)

 コロナ「緊急事態宣言」の中、東京理科大の「科学文化概論講義」をオンラインで行った。テーマは「ジョン万次郎に学ぶ」。万次郎が波瀾万丈の生涯を、運命と闘い、運命を味方にして、幕末日本の近代科学や文化の発展に貢献した話を2回にわたって講義した。

「結び」で、万次郎なら新型コロナウイルス禍と21世紀現代をどう考えたか、私の遺言代わりに話した。以下、その要旨である。

 ◇  ◇  ◇

 万次郎は「中世を解体した17世紀のペスト禍に学べ」と言うであろう。このペスト禍の頂点は1665年の英国だった。ロンドン市の人口約46万人のうち約7万人が死亡し、約3分の2は感染を免れロンドンから疎開した。当時、ニュートンはケンブリッジ大に在学していて、1年半の大学閉鎖で故郷に帰り、ペスト禍で混迷する中世文明の行き詰まりの中、物理学や科学の在り方について悩み続けていたと伝えられる。

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