保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇 」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。

徳川義親は「ぼくは人を殺害するのは好かん」と言った

公開日: 更新日:
徳川義親は右翼、左翼の両陣営と交流を持っていた(1942年=昭和17年7月24日撮影)/(C)共同通信社

 徳川義親については、昭和史に関する多くの書でも、なかなか正体が不明といったニュアンスで語られている。その理由は、徳川の動きが右翼とか左翼といった枠内では捉えられない幅広さを持っていたためであろう。21歳の時に福井の松平家から尾張の徳川家の婿養子になっている。つまりその家督も継い…

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