著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

天に唾するものは自らに降りかかる

公開日: 更新日:
赤松林に立つスターリン粛清殉難者の十字架(右奥)。25万人の犠牲者が埋められていることが分かり、1988年から発掘された。訪れる人は少ないが、ベラルーシ民族主義運動のシンボルとなっている=ミンスク郊外のクラパト(C)共同通信社

 プーチンがスターリンと同じような手法で、歴史を変えようとしていることは明白だ。この手法は極めて単純で、目的のためには手段を選ばないという一点である。軍事侵攻、裏取引、敵の敵は味方、虚言などいくつかの具体的な形はすでに史実として歴史の中に刻印されている。手法が同じという意味には、… 

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