東京15区補選で小池・乙武陣営に強まる追い風…激化する妨害の“標的”にまさかの同情票

公開日: 更新日:

 ある地方議員によると、「街宣の場所が重なった場合、後から来た陣営が先に来た陣営に配慮して、別の場所に移動するのが暗黙のマナー」。飯山陣営がそうしたマナーを無視したのは明らかだ。乙武陣営への妨害を巡っては、日に日に激しさを増している。16日の告示日には、つばさの党陣営が乙武候補の第一声の場所に現れ、大音量で演説。駆けつけた小池都知事に対し「おい小池! こんないい選挙カーに乗って庶民の気持ちなんか分かるのかよ!」などと批判を展開した。21日には、警視庁が、乙武陣営スタッフを突き飛ばした男を暴行容疑で現行犯逮捕。23日に公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑に切り替え、男の身柄を送検した。

■「負けないで」の応援の声が多数

 この異常事態に、選挙区の東京・江東区の大久保朋果区長が〈区民の皆さんの安全確保を深川、城東、湾岸警察署にお願いしています〉と異例の声明を発表。妨害の的にされている小池・乙武陣営はさぞ困っているかと思いきや、そうでもない。逆に、妨害に対する同情が集まり、追い風が強まっている状況だという。陣営関係者はこう言う。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界