石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

公開日: 更新日:

■都知事選では臨時マネジャーなど3役を兼務

 渦中のT氏は小規模出版社の代表。知事選直後に石丸氏が上梓した著書を手がけた出版プロデューサーだ。日刊ゲンダイは昨年8月にT氏を取材。その際、異業種交流会トップの紹介で1月に石丸氏と初接触したと言い、選挙戦での役割についてこう話していた。

「選対本部で臨時マネジャーみたいな役割をさせていただき、随行班のリーダーもやっていたので石丸さんとはほぼフルで一緒にいました。本人の希望を(選対に)伝える役目は私の方でやったり。IT部隊にも入った。臨時マネジャー兼随行班リーダー兼IT部隊の一員みたいな感じでやってました」

 うのみにすれば三面六臂の活躍。石丸氏をトップとする陣営の意思決定機関とはツーカーだったと受け取れる。疑惑の矢面に立たされたT氏は何を思うのか。

 携帯電話を複数回鳴らすも留守電に切り替わるため、ショートメッセージを送ると、こう返信があった。

「次の記者会見に同席する予定ですので、そこでご質問ください!」

「なる早で準備を進めていると聞いています」

 石丸氏、西岡氏、T氏がそろって釈明するようだ。疑惑を払拭し、党名にふさわしい再生の道を歩めるのか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性