維新・前原共同代表が突如「ガソリン税暫定税率廃止」めぐる“自公維協議”ブチ上げも…他党からは冷ややかな視線

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「前原さんは2005年に旧民主党の代表になったものの、同僚議員が国会で追及した偽メールが発覚して辞任を余儀なくされた人物。旧民進党代表だった17年の衆院選直前には、東京都の小池知事が立ち上げた『希望の党』への合流を決めるという奇策に打って出たものの、小池さんに手玉に取られて旧民進党を四分五裂に追い込んだ。きちんとした事前の下ネゴ(交渉)もなく、突然、動き出して失敗したわけです。そして国民民主党で代表代行を務めたと思いきや、衆院選前に仲間と一緒に飛び出して維新に合流。せっかく少数与党に追い込んだ自公に近づき、25年度予算成立に向けて協力してしまった。政界関係者の間では、維新は大阪本社と東京支社に分かれていると揶揄されていて、組織内で“前原東京支社長”の動き方に対する不満の声もある。存在感を発揮したいのかどうかは分からないが、今回のガソリン税を巡る協議もどうなるのか……」(野党議員秘書)

「新たな政界渡り鳥」「疫病神」「新たな政界壊し屋」ーーと言われる前原氏。また国民から失望される事態を招かないよう祈るばかりだ。

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