維新・前原共同代表が突如「ガソリン税暫定税率廃止」めぐる“自公維協議”ブチ上げも…他党からは冷ややかな視線

公開日: 更新日:

「悪い癖がまた出たようだ」「暴走が始まった」

 永田町の野党国会議員からはこんな冷ややかな声が漏れているという。日本維新の会前原誠司共同代表(62)に対してだ。

 前原氏が6日の会見で、ガソリン税の暫定税率廃止の協議について、自民、公明両党と3党で進める意向を表明したからだ。

 維新は当初、立憲民主、国民民主両党を加えた5党の枠組みを提唱していたはず。しかし、前原氏は「まずは自公維で協議を始めることで(与党と)合意した」などと説明。他党の参加は妨げないとしたものの、軌道修正を図った形だ。

 これに対し、立憲の重徳和彦政調会長(54)は「突如出てきたので面食らっている」と言い、国民民主も難色を示しているという。

 協議の形はどうであれ、最終的にガソリン税の暫定税率が廃止されてガソリン代金が下がり、国民が恩恵を受ける結果となればいいのだが、相手は狡猾自民だ。野党が結束しないで果たして大丈夫なのだろうか。

 前原氏にどんな勝算があるのか分からないが、過去の動きを見ると懸念する声が上がるのも理解できる。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」