著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(105)「売国奴」と呼ばれたエリートたち…「服部機関」とウイロビーの蜜月

公開日: 更新日:
英雄扱いされたマッカーサー連合国軍最高司令官。厚木飛行場で、日本占領の第一歩を踏み出した場面(1945=昭和20=年8月30日、米陸軍通信隊撮影、ACME)

 前回の続きになるが、旧日本軍に対する反省を一切持たない軍人グループも、実際には少なくなかった。その多くは、戦時下で権力を握って戦争指導を行い、戦後は巧みに戦犯追及の網から逃れたようなグループ、あるいは連中である。

 その代表格は、もちろん東條英機の系列につながっている。東… 

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