広島の「赤い忍者」菊池涼介を奮起させた野村監督のひと言

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 広島菊池涼介(24)が8日、6月の月間MVPに初選出された。

 6月は全18試合でヒットを放って70打数28安打、打率・400。6月から7月2日まで21試合連続安打も記録し、「うれしいが、交流戦の連敗もあったのが歯がゆかった。同級生の丸らと声を掛け合ってリラックスしてプレーできたのが良かった」とコメントした。

 昨季は「野人」「赤い忍者」などと評されるケタ外れの身体能力を発揮し、二塁手部門で初のゴールデングラブ賞を受賞した。一方で打率は・247。実は体調面の悩みを2つ抱えながらプレーしていた。

「昔から疲れると、へんとう腺が腫れて熱が出るんです。去年も38度とか39度とか、フラフラになりながら試合に出たこともあった」とは本人。子供の頃から悩まされていた持病だった。そこで、昨年12月、へんとう切除の手術に踏み切っていたのだ。

 もうひとつは右手の故障。昨年2月のキャンプ中、帰塁の際に右手甲を痛めた。実は骨折していたというが離脱はしなかった。隠していたわけではない。首脳陣に報告すると、野村監督の反応は「治療しながらできるだろ?」と、実にあっさりしていたという。

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