広島は再生したのか…5連勝でフィニッシュも先発陣に不安

公開日: 更新日:

 広島が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 22日の日本ハム戦の延長十回、ロサリオがサヨナラ3ラン。9勝15敗と大苦戦した交流戦だったが、5連勝でフィニッシュ。貯金は「6」、首位巨人とは2.5ゲーム差まで持ち直した。ただ、これでリーグ戦再開に弾みがついたかといえば、楽観視はできない。何より投手陣の再建が急務だ。

 3日の日ハム戦からの9連敗中の総失点は「72」。1試合で8点取られれば、勝てるはずもない。連敗を脱出して5連勝と盛り返したのは、打線が1試合平均で7点を奪ったからこそだ。

 中でも不安なのは先発。この日、先発したバリントンは3回4失点でKO。これで3試合連続で4失点以上と精彩を欠いている。交流戦前までに5勝を挙げていたドラ1新人の大瀬良も、交流戦に限れば5試合に先発して1勝2敗。7日のソフトバンク戦では二回途中10失点で降板するなど、1試合平均で5点も取られている。ドラ2新人の九里は、12日の西武戦で3回2失点と21日に二軍落ちした。

 右肩痛で二軍調整中のセットアッパー・一岡が、リーグ戦から一軍復帰する可能性があるとはいえ、先発が試合を壊していては意味がない。熱狂的な鯉ファンを安心させるためにも、野村監督はリーグ戦再開までの4日間、再建策を練らなくてはいけない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状