著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

マンガのヒーローにするなら大谷より菊池雄星

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 西武菊池雄星(23)はとっても魅力的な投手だ。22日のDeNA戦は7回4失点で7敗目(3勝)を喫したけれど、投球がハマった時は、打者の上にまたがって蹂躙するような感じで手も足も出ない。一方で時々、繊細な性格が顔を出し、三振か四球かという感じでマウンドであがくこともある。見ていてハラハラドキドキさせられながら、何だかんだで最後は三振に仕留める。やっぱりコイツはスゲー! と感動する。雄星が尊敬し、ボクも大好きな石井一久がそうだったし、松坂大輔も同じにおいがする。

 雄星には大谷翔平(19)というスゴイ後輩がいる。花巻東の3学年下で、雄星に憧れて入学した。4月12日にはプロ入り初の直接対決で後輩に投げ負けた。雄星は「うらやましいと思いながら投球を見ていた。ポテンシャル、スケールの大きさ、いくら練習しても追いつけないパーツを持っている。自分もあと10センチ身長があれば」と話した。雄星だって184センチと体格は恵まれているのに、「あと10センチあれば」と言わせてしまう。投手としても打者としてもスゴイ後輩に対しての「完敗宣言」なのかもしれない。

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