露ドーピング問題の波紋 美人メダル候補が20億円失う可能性

公開日: 更新日:

 組織的なドーピング問題で来夏のリオ五輪への出場が危ぶまれるロシア陸連が信用回復に躍起になっている。

 ロシア・オリンピック委員会(ROC)のアレクサンドル・ジューコフ会長は23日(日本時間24日)、来年1月16日の臨時会議で同陸連の人事を刷新すると明かした。ROCは今後、国際陸連から資格停止処分を科された陸連の処分解除を目指す。

 反ドーピング態勢の整備が認められなければ、ロシアの陸上選手は五輪への出場は絶たれる。リオでのメダル量産を目指すROCには痛手だが当然、選手個々の収入にも大きく影響しかねない。

 最も被害を受けそうなのが、今年の世界選手権(北京)走り高跳び金メダルのマリア・クチナ(22)、走り幅跳び10位のダリヤ・クリシナ(24)の世界の陸上界を代表する美女2人である。いずれもリオのメダル候補だ。揃って20代前半と今後の活躍が期待できるだけに、世界選手権閉幕後には自社のイメージキャラクターに起用しようと、複数のスポーツ用品メーカーによる争奪戦が展開された。


 すでに、クチナ、クリシナともスポーツ用品メーカーとスポンサー契約が合意に達しており、正式発表される矢先に組織的なドーピングが発覚。2人が禁止薬物を使用していたかどうかはともかく、スポンサー契約は保留されたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗