箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

公開日: 更新日:

 駒大の大逆転で幕を閉じた箱根駅伝。今年は5校がケニア人留学生を起用。準Vに終わった創価大も2区を走ったフィリップ・ムルワ(2年)が、3位から2位に順位を上げた。ちなみに2区で14人抜きの快走を見せ、区間新記録(1時間5分49秒)をマークした東京国際大のイェゴン・ヴィンセント(2年)もケニアからの留学生だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(16枚)

 12月の全国高校駅伝でも、ケニア人留学生が世羅(広島)のアベック優勝に大きく貢献。元日のニューイヤー駅伝はケニア人選手を使った富士通が制した。今やケニア人不在で国内の著名な駅伝大会は成り立たないと言っても過言ではない。

 97回を誇る箱根駅伝に初めてケニア人留学生を登場させたのは1989年(第65回)の山梨学院大だ。同大学はケニアからオツオリ、イセナを連れてきて、7位、4位、2位と年々順位を上げ、92年に初優勝。2人の留学生が卒業した後も、付属高校から入学してきたマヤカ(ケニア)の活躍もあって94年から2連覇を達成。山梨学院大は駅伝で大いに名を売った。もちろん、ケニア人留学生を受け入れるには多額の経費がかかる。ある陸上関係者が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る