陸上ボルトのコピーも? 「遺伝子ドーピング」が流行の兆し

公開日: 更新日:

「もはやSFの世界の話ではない」

 最近、フランスの医学会で、こんな報告があったという。

 3日間にわたり都内で開催され、30日に閉幕した世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の国際会議。期間中に国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアンジェラ・メロー氏(エシックス・ユース・スポーツ・ディレクター)が新手のドーピングについて警鐘を鳴らした。

 違法な手段で競技力向上を図る連中にとって、興奮剤や筋肉増強剤といった禁止薬物は、もはや頭打ち。ここ数年は「遺伝子ドーピング」が流行の兆しを見せているそうだ。

「遺伝子ドーピング」とは、一流アスリートの体内から遺伝子を採取して他の選手に注射や手術で移植するもの。通常のトレーニングが必要なものの、遺伝子を注入した選手は目覚ましい競技力向上が見込めるそうだ。

 陸上男子100メートル世界記録保持者(9秒58)のウサイン・ボルト(28=写真・AP)や、男子競泳バタフライ100メートル(49秒82)、200メートル(1分51秒51)のワールドレコードを持つマイケル・フェルプス(29)のコピーを作ることも理論上は可能だという。

 WADAでは数年前から新手のドーピングの調査に着手。現時点で公表はしていないものの、すでに数件の怪しい事例が判明しており、専門チームが分析を進めているというのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」