不振長引くマー君 防御率5点台が続けば飼い殺しの危機

公開日: 更新日:

 長引く不振にあえぐヤンキース・田中将大(28)が23日(日本時間24日)のレンジャーズ戦で、ダルビッシュ有(30)とメジャー移籍後、初めて投げ合うことになった。

 今季、ともに開幕投手を務めたこの2人。ここまでダルは15試合で6勝5敗、防御率3.35とまずまずだが、田中は14試合で5勝7敗、防御率6.34。5月8日のレッズ戦を最後に白星から遠ざかっており、現在は6連敗中である。この間、5回を持たずにKOされたのは3試合。次戦ではダルと投げ合う間もなく早い回でKOされる可能性まである。

 復調の気配すら見えない田中に地元ニューヨークのメディアからは「もはや田中はエースではない」などと厳しい論調が相次ぎ、「マイナーで結果を残す若手投手と入れ替えるべき」との指摘もある。

 田中は今季終了後、20年まで残り3年間の契約を破棄(オプトアウト)してFAになる権利を持つ。仮にFAになっても手を挙げる球団などあるはずがなく、ヤンキース残留は確実。とはいえ、来季以降の年俸総額は6700万ドル(約75億6000万円)。このまま復調しなければ、チームにとっては単なるお荷物になりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも