巨人・内海が7回2失点の粘投 ゴロで分かる代え時と辞め時

公開日: 更新日:

 この日、7回を投げ切った内海は、合計21アウトのうち、半分以上の11のアウトをゴロで奪った。持ち味を生かして直球、変化球を低めに集められたことになる。巨人投手陣は前日の試合で3発を浴びたが、西武打線に本塁打を許さなかったのも、打球に角度をつけさせず、「ゴロを打たせる」内海らしさが発揮された証拠である。トラックマンのデータがはじき出している以上、打球が上に上がり始めたら交代機ともいえる。

 最先端の分析機器には、昨年から集めた膨大なデータが蓄積されている。内海がこの先、ゴロを打たせられなくなったらどうなるか。今季はまだ1勝。あるいは「引退」も、機械が決めることになるかもしれない。

 試合は大城がプロ初のサヨナラ打。負ければ12年ぶりの8カード連続勝ち越しなしとなるところだったが、新人が振り払った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々