広島8連勝で単独首位 OB投手も成果指摘の「佐々岡式」とは

公開日: 更新日:

 現役時代、通算138勝、106セーブ、66完投をマークした佐々岡コーチが掲げる目標は、「規定投球回数を超える投手を一人でも多く出すこと」。昨季「3」だったチーム完投数はすでに「4」。先発の踏ん張りが中継ぎ陣の負担を減らしている。

「佐々岡コーチは先発もリリーフも両方経験している方なので、(指導法や育成法を)よく理解しているんじゃないかと思います。(先発候補に)長いイニングを任せられるよう、キャンプから投げ込む量を増やしていました。また、ブルペンではキャッチャーとマウンドの間にヒモを引いて低めの投球意識を植え付けさせていた。どこでもよくやる練習法ではありますが、昨年までは(一軍では)やっていなかった。今年は先発が打たれても投球回を優先し、我慢して長いイニングを投げさせるようにしている。佐々岡コーチが緒方監督とコミュニケーションを頻繁に取りながらやりくりしているのでしょう」(前出の山内氏)

 最下位沈没でファンの攻撃対象になることもあったボッテリとした体形も、こうなると「貫禄」に見えてくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾