今オフにもポスティング 広島・菊池涼介メジャーでの値段

公開日: 更新日:

 早ければ今オフにも海を渡る。

 10日に国内FA権を取得した広島菊池涼介二塁手(29)。この日は「シーズン中なので何も考えていない」と話すにとどめたが、昨年12月の契約更改では球団にポスティングでのメジャー挑戦を直訴。鈴木球団本部長はこの日、「去年の本人の言葉もある。うちはかつてポスティングを認めてきた経緯もある」と話すなど、容認する可能性は高い。

 とはいえ、メジャーでは日本人内野手の成功例は少ない。過去に日本人内野手でメジャー契約を勝ち取ったのは5人だけ。成功したといえるのは、井口資仁(ホワイトソックスなど)くらいだ。2013年にアスレチックス入りした中島宏之(2年650万ドル、3年目はオプション)は故障などで一度も昇格することなく帰国した。川崎宗則(マリナーズなど)、田中賢介(ジャイアンツ)はともにマイナー契約スタートだった。

 菊池の最大の売りは6年連続ゴールデングラブ賞を受賞した日本球界屈指の“ニンジャ”守備。昨季こそ打率.233と低迷したものの、今季はここまで・262。17年のWBC準決勝(米国戦)では一発を放ったように小力もある。今季の年俸は2.4億円。メジャーではいかほどの値がつくのか。スポーツライターの友成那智氏はいう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?