19歳小幡は陰性でも…阪神がコロナ対応で露呈した隠蔽体質

公開日: 更新日:

 これでコロナ禍が終わるとは限らない。

 阪神は3日、新型コロナウイルス感染の疑いがあった小幡竜平内野手(19)のPCR検査結果が陰性だったと発表した。小幡は、3月14日の合コンに参加してコロナに感染した長坂(25)と同じ寮生で、寮の食堂で一緒に食事をしており、保健所から濃厚接触者に指定されていた。

 一連の騒動で明らかになったのは、阪神の対応が後手後手だったことだ。

 当初は藤浪(25)がPCR検査を受けたことを明らかにしただけ。藤浪と一緒に食事をしていた選手が2人いた事実は公にしたものの、彼らの名前や検査を受けたことは明かさなかった。まるで3人で食事をしていたかのような印象を世間に与えた。

 しかし、実際は球団外の人物の持ち家で行われた合コンだった。選手7人と球団外5人、計12人が参加していたことを後日、明らかにした。

 その合コンに参加していた女性3人がコロナに感染していたことが公表されると、今度は参加者が当初の12人でなく、延べ13人以上だったと言い出した。「延べ13人以上」というのはつまり、入れ代わり立ち代わりで参加した人間がいた大規模な合コンだったことになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋