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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

プロ野球選手たちの「自宅待機ストレス」は想像を絶する

公開日: 更新日:

 阪神藤浪晋太郎ら3選手が新型コロナウイルスに感染し、プロ野球界に激震が走った。これを受けて、球界では全体練習や練習試合などが次々に中止となり、選手に一定期間の自宅待機を命じる球団も出てきた。

 おそらく、余波はこれだけにとどまらないだろう。言わずもがな、最大の問題は4月24日開幕を目指しているペナントレースについてだ。現時点ではその予定に変更はないとのことだが、今後どうなるかはまだまだわからない。私個人としては、ここまで事態が深刻化しているなら無理に4月開幕を目指さなくてもいいと思う。高校野球の選抜大会が中止となっただけでなく、プロ野球まで開幕できないとなると、私の人生の中で未知の春を過ごすことになるのだが、まあ、それも一興だろう。あくまで無責任なファンの私情ではあるが、高校野球もいざなくなってみたら意外にどうってことなかった。

 ただし、球界全体の経済的損失や選手の心労は計り知れない。特に選手は全体練習や試合ができないといったどころではなく、外出さえ満足にできない状況なのだ。今後の感染拡大の状況次第では、より長期に及ぶ自宅待機を厳命化する球団が増える可能性だってある。そのうえ先の見通しも不透明となったら、選手のストレスは大変なものだろう。

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