渡辺雄大と支配下契約 ソフトBに育成出身が湧いて出る秘密

公開日: 更新日:

 これも補強、とチーム関係者が胸を張る。

 31日、ソフトバンクが育成3年目左腕・渡辺雄大(28)と支配下契約を結んだと発表。左のサイドスローという変則フォームから繰り出すキレのあるスライダーを武器に、今季は二軍で11試合にリリーフ登板して防御率0・00という抜群の成績を残し、念願の2ケタ背番号を勝ち取った。

 渡辺は、新潟の中越高から青学大、独立リーグの新潟を経て2017年の育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。甲子園出場はおろか、大学時代は公式戦登板もゼロという叩き上げだが、他球団が驚くのはソフトバンクの目利きの鋭さだ。

「渡辺は2017年の育成ドラフト6位で入団した。この年、6人の育成選手を指名して、すでに4人が支配下登録されている。渡辺が5人目ですからね。そのうち、育成2位の周東と4位の大竹はしっかり一軍の戦力になっている。変則左腕の渡辺もリリーフで間違いなく出番がある。エースの千賀、正捕手の甲斐を筆頭にソフトバンクの今季(開幕時点)の支配下67人のうち12人が育成契約を経験していて、育成制度をここまで活用している球団はほかにない。まあ、2月のキャンプインの時点でソフトバンクの育成選手は巨人の26人に次ぐ24人。抱えているタマが多ければ当たる確率は増す。資金力があればこそ、ですけどね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後